人は欲しいものではなく、自分と同じものを引き寄せる
みなさん、引き寄せの法則はうまくいっていますか?
2008年頃から引き寄せの法則が流行りはじめ、今ではファッション雑誌で特集になっていることもあるほど人気があります。
スピリチュアルに興味のない方もその存在が知られるようになってきました。
さて、そんな引き寄せの法則ですが「上手に法則を活用できない」という方もたくさんいます。
今日は引き寄せで誤解が起きやすい部分についてです。
引き寄せは欲しいものを引き寄せるのではなかった
引き寄せの法則の宣伝文句に「あなたの欲しいものはどんなものでも引き寄せられます」
のような言葉があります。
さらには、欲しいものをイメージしてその感覚を味わってください…のような説明もあります。
そうすると、単に思い描けば欲しいものは何でも実現するんだ!と思いますよね。
けれど、私の経験からして、そのやり方で願いが叶うまでには相当な時間がかかります。
私はマーフィーの法則に高校生の頃にであいましたが、それからしばらくはマーフィーの法則を表面的にしか理解できていなかったため、寝る前などに繰り返し願いをイメージするという方法だけで願望実現するまでには、長いもので1、2年、かなり長いものでは6年ほどかかったものもある気がします。
確かに私たちの脳の働き自体にも「オートパイロット機能」というものがあり、叶った時のことをイメージすると「どうやって?」という方法がわからなくてもそのゴールに到達できるようになっています。
けれど、欲しいものが手に入るには決まって心理的に「手放した後」だったのです。
欲しいものが手に入るのが手放した後の理由
このルールは簡単です。
もしも、欲しいものをすでに持っていたとしたら「欲しがっている」でしょうか?
持っていたら、欲しがらないんですよね。
つまり、その願望についてはもう手放せている状態なのです。だからこそ、引き寄せのマスターたちはみな「願った後は手放しなさい」と言うのです。
すでに持っている状態に「今」ならない限りそれが手に入ることはないからです。
私たち自身が「すでに持っている状態」つまり、願望を手放せている状態に先取りして合わせていかないといけないわけです。
ちなみに「手放す」とは諦めるのでも、どうでも良くなるのでもなく、それを楽しめている状態と言い換えてもいいかもしれません。
引き寄せとはつまり「先取りの法則」
何かが強く欲しい、という気持ちやそれが手に入るのか不安な気持ち、そうした「欠落感」を持ったまま、何かを引き寄せようと思っても、その状態は願いが叶った後の状態とは異なるので、
引き寄せたいものを引き寄せることはできません。
引き寄せとは、引き寄せたいものと同じだから「共鳴して」引き寄せることができます。
つまり、なりたい状態を「今」ここで先取りする必要があるのです。
欲しいものを手にしたらどんな気持ちでしょうか?
欲しいものが一度手に入ってもどこかへ行ってしまう心配がないとしたらどんな気持ちでしょう?
今、リアルにそれを感じてみてください。
そのフィーリングを可能な限り日常生活で維持することが大切です。
あなたの心が「今」望んでいるもののようになって、同じものを人生に引き寄せてください。
先取りして、叶った世界を心の内側に創り上げるのです。