人間関係

人間関係の解決法はあなたの意識レベルによって異なる

爽風

人間関係で悩んでいますか?

様々な人間関係の解決法がありますが、あなたが現在どの意識レベルにあるかによって解決法は異なります。

もしも、嫌な人との関係を切ったり、職場を去ったりしてもまた同じような人と出会い続けるとしたら、あなたの意識レベルが上にあがる時なのかもしれません。

意識レベルによって解決法は異なる

人間関係に悩んだ時、世の中にはたくさんの解決法があります。
解決法に頼らずとも、誰でも思いつくのは嫌な人とは距離を置いたり、嫌な人と同じ職場なら
その職場を離れるなどがあると思います。

しかしながら、職場を変えても以前と同じようにまた自分をいじめるような人と出会ったり、距離を置いた友達みたいな人と再び知り合ったりする人も少なくないと思います。

何よりも、親子関係で悩んでいた方が父親や母親のような振る舞いをするパートナーと付き合ったり、結婚したりして苦しんでいるというお話も聞きます。

相手と離れても解決しないならば、どうしたら良いのでしょうか?

相手を変えようとしても状況が変わらないとき

誰かと問題が起きた時、多くの人は見えている相手そのものに対して解決を試みようとします。

例えば、相手に抗議したり、誰かに仲裁に入ってもらったり、自分の振る舞いを変えたり、
言いたいことを言ったり、何かしら目の前の相手にアプローチする方法です。
職場の部署や職場そのものを変える、口を聞かないようにする、関係を切るなども同じです。

これでうまくいけばもちろん良いのですが、もしも別の人とも同じような状況になるとすれば、それは残念ながらあなたにとってその解決方法が正しいものではないからです。

例えば、誰かからいじめられる人の場合、言いたいことをはっきり言えるようになったり、NOをきちんと言えるようになれば、もう理不尽な扱いは受けなくなると思っても、今度は仲間に入れてもらえなくなったり、一人ぼっちになってしまったりするとします。
そうだとすれば、その方法も「その人にとって」正しい方法ではなかったことになります。

もし相手にアプローチする方法ではうまくいかないのであれば、意識レベルをより高める段階にあるのかもしれません。

自分の心が変わらなければならなかった

相手に対して何かをする、相手から離れるという方法では解決しない場合、
しなければいけないこと、それは「自分の心を変える」ということです。

そして、それはどんな方法かといえば、

自分と共に相手の幸せを願う。

という方法です。

相手を憎んだり、相手を非難したり、相手を恨んだり、相手を怖がるその心が磁石となって
そのような出来事やそのような人たちを人生に引き寄せていました。

そして、その心の磁石は自分の内側にあって、新しい人に出会ってもその磁石が発動し続けてしまうので、同じような人や、同じような状況を引き寄せていたのです。

相手に対するネガティブな感情を持ったまま、他の場所に移動してもまた同じような状況を引き寄せるのはこのためだったのです。

よく、親御さんや子供の頃の養育者とうまくいかず今も怒りを持ったまま、非難したままという方が上司や先輩、教師、セラピストなどと繰り返し関係がうまくいかなくなると聞きますが、
権威(親や養育者など)に対して持ち続けている怒りや非難が、同じような状況を引き寄せ続けてしまっているのです。

うまくいかないのは相手を非難したままだから

嫌な職場を離れる時、例えばこんな人たちとは離れてもっといい人たちがいる場所へ…
とか、こんなレベルの低いスピリチュアルじゃない人より自分の方が優れているはずだ…とか、どこかで相手を非難し、自分こそは正しいと思いたい状態かもしれません。

依存的な人をクレクレくんと呼んで、距離を取ろうとしてもまたどこかでそうした人たちと出会い続けるのは、相手は依存的で自分は自立している正しい人間だからだと思っているからかもしれません。

確かに、外側から見て起こっていることとしては、相手は依存的であなたは自立的かもしれません。しかし、そこに「依存的な人」をジャッジする心があるのです。

つまり、相手を依存的だと言って非難している時、自分の依存的な部分を否定して攻撃しているのと同じことが実際は起こっているのです。本当は依存したいし、頼りたいけれどそれはしてはいけないと思って我慢している、だからこそ依存的な人に対して怒りを感じたり、非難したくなるのです。

例えば、嫉妬深いお局が嫌で職場を去ろうとしている時、相手は嫉妬深い人間でその時のあなたは嫉妬深くはないかもしれないですが、自分の中に嫉妬深さがあることが許せなくて、嫉妬という感情を我慢して抑圧しているのかもしれません。嫉妬深い人を非難している時、自分の中の嫉妬してしまう部分を攻撃しているのと同じことになります。

だからこそ、そういう相手を放置しても、また違う場所で同じような人や出来事に出会ってしまうのです。

非難しているのは相手と思っていますが、実は自分のことを非難したままその問題が未完了になっているのです。誰かを非難し、攻撃的な思いを抱くとき、自分を非難し、攻撃しているのと同じことが心の中では起きています。

その状況からは相手と一緒に出ないと出られない

もしも嫌いな人を度々、人生に引き寄せてしまうとしたら、その嫌いな人の幸せと自分の幸せを
同時に願ってそこから抜け出す必要があります。

そこから離れて、自分だけ抜け出そうとするのではなくて、一緒に出る必要があるのです。

これを「相手をゆるす」と表現する人もいますし、相手を「完璧な神の子」として見る、
と表現する人もいるのですが、私はあえて「相手と自分の幸せを同時に願う」としています。

ちなみに、相手があなたに嫌なことをしてくるとすれば、その人は幸せではなく苦しんでおり、その不幸に他の人を巻き込みたいだけなのです。

そして、あなたは意識レベルが高い方なので、そうした人から逃げ、見捨てるのではなく、その人も共にその場所から救う使命があるのかもしれません。

ですから、一緒にその苦しみから抜けるために二人分の幸せを願ってください。

すると、その問題からは解放され、卒業となります。

相手に直接何かする必要は特にありません。相手を愛そうとしたり、救おうとしたり、具体的な行動は直感的に降りてきた場合のみ行えば十分です。
心の中で、朝晩、また、怒りが湧いてきた場合に相手と自分の幸せを願ってください。

すぐに効果が現れるか、いつ効果が現れるかはそれぞれ違うと思いますが、即効性を感じる方も多いと思います。

相手に苦しめられていると感じている時、虐げられたと感じている時、被害を被ったと感じている時、この方法はとても難しく感じるかもしれません。
しかし、精神性の高いレベルまで達した方なのでそうした方法でないと解決ができないのです。

目に見えるレベルで相手を悪と見なし、悪を取り除こうとするのではなく、あなたが意識レベルを高めたところから、相手の幸せも願っていく必要があるのです。

意識をずっと高めたところから世界を見つめる

人間関係で真剣に悩んでいる時、本当の自分の姿を忘れていることが多いです。
この世界の登場人物だと思って自分のことも相手のことも見てしまっているのです。

以下はインド哲学を教えてくれたグルから私が教わったことです。

このように考えてみてください。
あなたはあなたの見ている世界の「母」や「父」だと。

この世界を幸せにできるのはあなたなのです。

あなたがあなたの意識を変えて、この世界を幸せにする人なのです。
あなたは相手に幸せにしてもらったり、認めてもらったり、愛をもらうためにその人と出会ったわけではありません。
それが親だとしても、上司や教師だとしても、セラピストだとしても、パートナーだとしても……

あなたの世界に現れる人々は立場はどうであれ、あなたの子供たちだと思ってください。
あなたは相手を愛するためにここにいるのです。

あなたがこの世界の母であり、父なのです。

これまで人間関係に繰り返し悩み、様々な解決法がうまくいかなかったのであれば、あなたには世界に対するこの意識レベルまで自分の意識を高め、本当に世界を救うというミッションがあるからなのかもしれません。

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LIMITLESS主宰
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